Solutionソリューション

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パートナリング

  • #アイデア

背景・動向

次世代をけん引する新たなビジネスチャンスの獲得には、戦略的かつ効果的なパートナリングの仕組みが不可欠です。
特に研究開発の不確実性や技術的難易度の著しく高いバイオファーマ業界においては、世界中のアカデミアやベンチャー企業との有機的でスピード感のあるパートナリングが、次世代のライフサイエンスビジネスを創造するために最重要な機能となっております。様々なコミュニティやプラットフォームにおいて日々アップデートされる新たなニーズとシーズの探索と、迅速で創造的なビジネスディベロップメントが行われる、パートナリング最先端の業界と言えます。

R&D費用の減少傾向 売上成長率の減少に伴う落ち込むR&D費用の年間成長率(2001年→2011年) ※PhRMA Annual Report 2012
9.1%
0.8%
パートナリングの重要性と加熱するライセンス獲得競争 In-licenseの化合物と自社開発の製品の、Phase1試験以降の平均成功確率の比較 ※DiMasi et al (2010)
27%In-licensed
16%In-house
ライセンス獲得競争の加熱により、ライシングによって得られた製品の年平均以下資本利益率箱の10年で半減 ※Gilbert, Henske and Singh (2003)
12%
6%
パートナリングの評価が業績に及ぼす影響 パートナーとして好まれている企業とそうでない企業の、2006-2008年の平均投下資本利益率 ※2010 Biopartnering Survey :
IBM Institute for Business Value and Sdico Reserch
22.4%好ましい
パートナー
13.6%好ましくない
パートナー
売上成長率の減少に伴う落ち込むR&D費用の年間成長率(2001年→2011年)
11.6%好ましい
パートナー
4.9%好ましくない
パートナー

散見される課題や問題

しかし、少数精鋭で行われるパートナリングの世界において、探索評価プロセスの効率化は最重要なマネジメント要件であるにも関わらず、プロセスや仕組みの未整備によりパートナリング部門の生産性を圧迫し、目指す成果を得られない状況が見られます。
また、提携先候補を探索する情報ソースは過供給状態にあり、提携先候補の絞り込みに膨大な時間がかかることもクリティカルな課題となっています。

    ありたい姿・目標

    • カンファレンスやニュース、コンタクトからの紹介、データベース等様々な形でもたらされる新たなオポチュニティをコーポレートメモリーとして目に見える形で蓄積し、地理的に離れた組織間や同時並行的に進むパートナリング活動の情報集約や共有を効率的に行えるプロセスが必要になります
    • パートナリングを形にするためのビジネス的な創造性が求められる領域であるからこそ、知的生産性を高める適切な仕組み構築が必要となります
    • また適切に管理され蓄積された情報が、次期のパートナリング戦略やアライアンス関係の向上のため確実に活用されることが、パートナリング機能の成果を長期的に向上していきます

    解決策

    • ライフサイエンスのパートナリングに特化した情報システムの構築
    • システムをベースとした、より効率的な新業務プロセスの定義と運用定着
    • 蓄積された情報を活用し、パートナリング活動向上やアライアンスの健全性チェックなどの継続的な業務強化活動のご支援

    イノベーションマネジメントが提供する価値

    inova

    弊社は、ライフサイエンス業界で最も広く導入されているパートナリングプラットフォームを提供するInova Software社とパートナーシップを組む、国内唯一のコンサルティングファームです。グローバルの先進的なパートナリング戦略事例へのアクセスと、国内製薬企業のニーズの深い理解をもとに、多岐に渡るパートナリングの情報を効率的に管理し、生産性向上に寄与します。

    • グローバルのベストプラクティスを基にした最先端のパートナリングシステム構築
    • ライフサイエンス産業に深く根差した経験から適切なコンサルティング支援

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