アイデアがイノベーションの源であるにも関わらず、アイデアを充分活用していないことが企業のイノベーションを妨げている大きな原因となっています。

(A.D.Littele, Innovation Excellence Study, 2005)
集めるべきアイデアの方向性を定めるものが戦略であり、企業として実現したいイノベーションの領域を明確にする必要があります。アイデアマネジメントの成果を高めるためには戦略とのアラインメントは重要な鍵となります。
また、イノベーションには時間とお金がかかることを理解し、短期的な施策が優先されイノベーションにかかわる長期的な活動がコスト削減の対象として抑制されないよう予算制度の変革もイノベーションを実現する上で必要な仕組みとなります。
イノベーティブなアイデアを出せといってもすぐに出るものではありません。アイデアには画期的なアイデアもあれば、改善的なアイデアもあり、どちらも企業にとっては必要なものです。
理解すべきことは、それぞれのアイデアの扱い方を分ける必要があるということです。
改善的なアイデア
新しいアイデアの95%は既存の製品やサービスに関わる改善的なものであることを理解する必要があります。これまでの経験からその成功が想定でき、社内でも認められやすい傾向があります。
画期的なアイデア
一方、画期的なアイデアは全体のほんの5%程度しか占めず、また既存のビジネスから見れば、常識を超えている可能性があるため却下される可能性が高くな ります。イノベーティブなアイデアの多くは、その企業の常識から逸脱するケースが多いことを理解し、握りつぶされない仕組みが必要とされています。
また、アイデアに対して問われるべきはそのアイデアに価値があるのかどうかだけであり、「誰がそのアイデアを出したか」は重要ではありません。
価値あるアイデアを集めるには、組織階層に依存しないアイデア収集、アイデア醸成そしてアイデア評価が必要となります。
ITツールに情報やアイデアを蓄え、アイデアを醸成し評価していくことで、組織の誰もがイノベーション活動に参加するようになり、アイデアの質・量が格段に高まっていくことがすでに証明されています。
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